年配の職人さん

年配の職人さん

家を建てたハウスメーカーにお願いすると、外壁塗装代が高く付くと聞かされたため、ネットの一括サイトで調べた業者さんに家の外壁塗装をお願いした。
旦那、「大丈夫かな」
そう言われても、すでに塗装業者さんは家に来ている。
旦那が心配するのは、家に来た塗装業者さんは年配の人ばかりだったから。
旦那、「ハウスメーカーにお願いしたほうが良かったんじゃないか」
旦那がそう言うのは、家を建ててくれたハウスメーカーの人は、監督さん以外、若い人ばかりだったから。

私、「気になるなら、外を見なければ良いじゃない」
8時を過ぎても、一向に塗装をしている音が聞こえて来ないため、カーテンを開けて外を見ると、年配の職人さんは作業をしていた。
たまに、脚立を立てる時の音が聞こえるだけで、塗装作業の音は全然気にならない。

旦那、「塗装は、まだしてないんじゃない」
旦那がそう言うのも無理もない、なぜなら、窓を開けても塗料の鼻を突く匂いが殆どしないから。

職人さんにお出しするお茶菓子を買いに家を出ると
近所の人、「外壁塗装はいつから?」
私、「もう始まってます」
近所の人、「えっそうなの。全然、音も匂いもしないから、まだ始まってないと思ったわ」

ネットの一括サイトでは、業者さんの口コミも調べることが出来、私がお願いした塗装業者さんは、口コミに書いてあったとおり、作業中はもちろん、休んでいる時もタバコを吸わなかった。
私がタバコを気にするのは、近所で外壁塗装が行われると、マナーの悪い業者が問題になったから。
家のトイレを職人さんに使ってもらっても、汚され不快に思ったことは一度もありません。

旦那と出掛ける際
旦那、「職人さん達がいるから、鍵は掛けなくて良いじゃない」
私、「そうね」
年配の職人さんは、塗装が上手なだけでなく、居てくれることで安心も与えてくれた。

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