年代が変わる時に行われる外壁塗装

年代が変わる時に行われる外壁塗装

私が生まれた時に建てた実家は、今回で3回目の外壁塗装。
初めての外壁塗装は私が10歳の時、2回目の外壁塗装は私が20歳の時、3回目の外壁塗装は私が30歳になったから。
4回目の外壁塗装があるなら、私が40歳の時に行われるだろう。
母親、「いつ外壁塗装をしたか、次はいつ外壁塗装をするかが分かりやすいでしょ」
私の家では、外壁を塗装してキレイになったら、家族が家の前に揃って記念写真を撮るのだが、母親が持っているのはケーキ屋さんの紙袋。
私、「10歳の時も、20歳の時も、同じケーキ屋さんだったんだね」
母親、「貴方の誕生日のためにケーキを買って来たのに、近所の人から外壁塗装のお祝いにケーキを買って来たの?と言われたことがあるわ」
昔話をしながら、30歳の誕生日も、昔と同じケーキを食べた。
父親、「いつまで、こうして家族3人でケーキが食べられるんだろう?」
私、「40歳の時も一緒に食べてるわよ」
私としては親孝行のつもりで言ったのに
母親、「いい加減、結婚しなさい」
家族で食べる30歳の誕生日ケーキは、甘さが控えめに感じた。

ゴミ袋の中に入れても、誕生日ケーキの箱は存在感がある。
ケーキの箱が入ったゴミ袋を捨てに行き、戻って気付いたのは外壁塗装でキレイになった家が、ケーキに似ていること。
30歳のお祝いで食べた誕生日ケーキは、スポンジが3層になっており、3階建ての我が家と同じ。
ケーキの上に乗っているチョコレートは、我が家の屋根と同じ茶色。
ホールのまま買ってくる誕生日ケーキで、チョコレートが乗ったところを私が頂くのは、子供の時から変わってない。

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