古い家の外壁塗装は、恥ずかしいこと?

古い家の外壁塗装は、恥ずかしいこと?

ゴミ収集場所にゴミを持って行くついでに、ご近所さん達に家の外壁塗装をすることを伝えていると、家の中から妻が私のことを険しい表情で見ていた。
ゴミを出してから家に戻ると
妻、「ご近所さん達と、何を話してたの?」
私、「家の外壁塗装をすることだよ」
妻、「やっぱり」
私、「何かマズかったの?」
妻、「笑顔で話すこと?」
私、「笑顔で話してないよ」
妻、「笑ってたじゃない」
私、「不機嫌で話すよりは良いだろ」

妻、「家の外壁塗装をするのに、笑顔で話すのは貴方くらいのものよ」
私、「別に良いじゃない」
妻、「何が良いのよ。築25年の家を外壁塗装するってことは、家を建て直す器量が無いってことなのよ」
私、「そんなこと、誰も思ってないよ」
妻、「私は思ってるわ」
私、「・・・」

家の外壁塗装をすると決まった時、妻は不機嫌だった。
家を建て直すことに比べれば、家の外壁塗装は20分の1の費用で済む。
しかし、サラリーマンの私にとって、外壁塗装に掛かる150万円は大金、不機嫌な態度を取られる端金(はしたがね)ではない。
このことを会社の同僚に話すと
同僚、「俺も同じ思いをした」
私達サラリーマンのランチはワンコイン、1ヶ月で1万円。
外壁塗装に掛かる150万円は、ランチ12年分以上に相当する大金。

家の外壁塗装が始まっても、妻に「笑うな」と言われている私は、職人さんと話しする時も笑わないようにしていたのだが、塗装で家がキレイになると妻は微笑んだ。
私、「古くても慣れ親しむ家が良いでしょ?」
妻、「はあ!?家と男は若いほうが良いわよ」

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