一言も文句を言わず、長年、家族を守ってくれている我が家

一言も文句を言わず、長年、家族を守ってくれている我が家

塗装をすることが決まって、我が家の外壁や屋根に、どんな素材が使われているのか初めて知った。
完成していた分譲住宅のため、どんな素材が使われていたのか知らなかったのも無理はないと思うのだが、長年住んで屋根の色さえ気付いてなかったのは、家に申し訳無い気持ちになった。
家の塗装をするのは、今回が初めて。
家を購入した建築会社に塗装をお願いできれば良かったのだが、家を購入した建築会社は潰れており、連絡が付かなかった。

ネットで調べた業者さんに塗装をお願いすると、家のガレージには、塗料の入った一斗缶でいっぱいになった。
私、「これ全部使うの?」
業者さん、「これ、まだ一部です」

塗料の入った一斗缶を持たせてもらうとメッチャ重く、男の私でも片手では持てない重さ。
一斗缶1つの重さは約15キロ。
屋根に塗る塗料の厚みは1mmにも満たない薄さらしいのだが、屋根全体に塗ったら、屋根に掛かる塗装の重さはかなりのもの。

塗料の入った一斗缶が、ベルトコンベアで屋根に運ばれると、屋根の縁が重さでキイキイ軋む。
屋根は塗装をされて喜ぶのだろうか?それとも重くなって悲しむのだろうか?
キイキイ軋む音を聞いていたら、屋根の悲鳴に思えた。

業者さんによる塗装が終わり、家を囲っていた防護ネットが外されると、塗装で我が家は購入時のような輝きを取り戻した。
隣の家と密接して建っているため、塗装をされた我が家の屋根を見ることは出来ないが、下から見上げる屋根の縁は、塗装されて凛々しく思えた。

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